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フランスを旅する気分で味わう、本場の味と癒やしの時間

2024.5.24 食べる

夏の間に登場する フランス菓子に舌鼓

 「妹がフランスでパティシエをしていて、夏のバカンスで日本に戻っている間は『一緒にカフェをやろう』という話になり、ここを開きました」と話す店主の早川理佳さん。築150年の古民家をリノベーションした店内は、手造りの大きなダイニングテーブルあり、広々としたソファ席あり、とまるで自宅のようにくつろげる空間だ。「男性のお一人の方も多くご来店されますよ」とマチューさんも笑顔だ。

 7〜8月に妹の由佳さんがキッチンに立つ間は、本場フランスの味が楽しめる。なかでも由佳さんのスペシャリテは、米をミルクで炊いたフランスのお菓子、リオレ。塩キャラメルのホイップと砕いたナッツの食感がやみつきに。またシュー菓子のパリブレストも、由佳さんがいる時の希少なスイーツ。パリッとしたシューとクリームの相性が抜群だ。

 理佳さんが厨房を預かる間も、おいしいモーニングプレートが味わえるとあって、客足が絶えない。そのひとつ、パンベルデュセットは、フレンチトーストがメイン。使うパンは、「もっちりとしていておいしい」と理佳さんもマチュさんもお気に入りの天然酵母を使ったパンだ。生クリームを約2日間かけてじっくりと染み込ませたパンはしっとりと柔らかく、かむと優しい甘みがじんわり。ほどよい塩味の自家製ハムと、地元の新鮮な野菜も添えられ、満足感が高いひと皿だ。人気メニューのチーズケーキバスクも濃厚かつ上品な味わいで、口にするたびにぜいくな気分に包まれる。

 (※モーニングセットは、夏はキッシュのセットになります。)

理佳さんは不定期で編み物会を開く。「のんびりと編み物をしつつ、会話とおやつを楽しんでもらえたら」。そんな穏やかな時間が過ごせるのも魅力だ。

DATA

  • café d’où à où カフェドゥアウ
  • 【エリア】山梨・北杜市
  • 【電話】090・2493・0854
  • 【住所】山梨県北杜市小淵沢町6042
  • 【営業時間】8:30~12:30、14:30~16:00
  • 【定休日】 7、8月は週4日、9~6月は月2日のみ 営業(インスタグラムで告知)
  • 【その他】instagram.com/cafe.dou.a.ou/
この記事を取材した人

ライター 小山芳恵
ライター生活四半世紀。八ヶ岳に出合ってその魅力にはまり、ライフワークの一環として八ヶ岳デイズに携わる。


カメラマン 松井 進
大阪生まれ。山岳と建築写真を中心に活動しており八ヶ岳デイズの撮影にも携わる。

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