八ヶ岳デイズ

Facebook
八ヶ岳デイズ >  食べる > コーヒーの魅力にハマった 若き店主の創意工夫あふれるカフェ<ノクティルチェコーヒー>

コーヒーの魅力にハマった
若き店主の創意工夫あふれるカフェ<ノクティルチェコーヒー>

2024.11.22 食べる

おいしいコーヒーでみんなを幸せな気分に


 古民家オーベルジュ『Terroir愛と胃袋』の敷地内に佇む『ノクティルチェコーヒー』。若き店主が営むコーヒーロースタリー &カフェだ。

 「コーヒーが大好き。お客さんが大好き」。そう屈託のない笑顔で話すのは店主の久保田光さん。彼がコーヒーと出合った経緯はユニーク。当時、スキー場でレンタルの仕事をしてい久保田さん。ある日、たまたまそこへ訪れた「愛と胃袋」のシェフとマダムに声を掛けられたという。「道具を丁寧に扱って、気持ち良い接客をする姿に引かれた」というのがスカウトの理由だったのだが、当時の久保田さんはまだ17歳だったというから驚きだ。その偶然の出会いから「愛と胃袋」併設の『caféyusan』の店長を3年務め、久保田さんはコーヒーの魅力にどんどんハマっていった。そして今春、店舗を引き継ぐ形で独立。新たなスタートを切った。

 

 出会いのきっかけとなった接客について尋ねると、「以前『萌木の村 ROCK』で働いていた時に、〝お客さんの求めるものを探して先に行動すること〞、〝その仕事を自分自身が楽しむこと〞という2つを教わりました」と話し、その経験が今も生きているという。そんな久保田さんは、とある常連客からの要望に応え、贈られたシェーカーを使ってイタリアのアイスコーヒー「シェケラート」に挑戦したり、コーヒーにトニックウオーターやフルーツを合わせたりと、コーヒーの新たな魅力を発信中。

 コーヒー豆も自ら選んで自家焙煎しているほか、スイーツも一から手作りする。「自分がワクワクすることで、お客さんの笑顔が見れたらうれしいですね」。自身の夢について、「北杜市のコーヒー文化を盛り上げていきたい」と語る久保田さん。

 2024年6月からは「夜ノク」と呼ばれる夜営業にもチャレンジ。こちらではコーヒーを使ったアルコールなども楽しめるそう。日々試行錯誤、進化する久保田さんのカフェから目が離せない。

DATA

この記事を取材した人

ライター 小嶋かおり
愛知県の山間部出身で、自然のなかで遊ぶことが大好き。それゆえ八ヶ岳の人々の暮らしに興味津々で取材をしている。


カメラマン 松本幸治
鳥取県米子市出身。
2001年よりフリーランスカメラマンとして活動。
現在、愛知県を拠点に活動中。

あなたにおすすめの記事

Links
リンク