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おいしい水を求めて東京から南八ヶ岳へ。人気ベーカリーがパンと水の研究所をオープン<TruffleBAKERY南八ヶ岳>

2025.7.16 楽しむ食べる

おいしいパンは、水から作る


南八ヶ岳の自然に囲まれた高原に、パンと非日常空間を楽しめる新たなスポットが誕生した。


「白トリュフの塩パン」などで人気を博す「TruffleBAKERY(トリュフベーカリー)」が、山梨県北杜市に初のラボ併設型複合施設をオープン。


これまで“トリュフの香り漂うパン”で知られてきた同店。東京を中心に全国で17店舗を展開する人気ベーカリーだ。しかしながら、今回の施設は単なるベーカリーではない。全国展開する商品の開発を担う「ラボ」としての側面を持ち、自然豊かな八ヶ岳の地で、パンづくりの本質を問い直す場となっている。

八ヶ岳南麓の高原に佇む、パンと水の研究所


「毎日食べるパンだから、おいしい素材とほんの少しの豊かさを」。この言葉を掲げ、TruffleBAKERYはこれまでもトリュフやチーズ、小麦など、ひとつひとつの食材にこだわってパンを生み出してきた。そして今、彼らが改めて着目したのが、パンの約40%を占める“水”である。


良質な水を求めて辿り着いたのが、南八ヶ岳。森と山に囲まれたこの土地には、澄んだ空気と清らかな水がある。TruffleBAKERYは、2025年7月4日、この地に開発拠点を全面移転した。


都心の喧騒を離れ、パン職人が心ゆくまでパン作りに集中できる環境。素材と向き合い、ひとつのパンに全力を注ぐ。南八ヶ岳の天然水を使用することでパン酵母が活性化し、よりふっくらと香り高いパンが焼きあがる――そんな「静かなる挑戦の場」が、八ヶ岳の森の中に生まれた。

一期一会のパンが並ぶ「ベーカリーエリア」


施設内の「ベーカリーエリア」では、TruffleBAKERY創業時から活躍してきたシェフたちが、日々インスピレーションをもとに新たなパンの開発に取り組んでいる。


現在、ここで製造・販売されているパンは、今後全国に展開される可能性のある“開発中の商品”のみ。ベーカリーは金・土・日・祝日のみの営業で、「今日この場でしか出会えない」パンが約40種類ほど並ぶ。

たとえば人気の「白トリュフの塩パン」。見た目は他店舗のものと同じでも、使用している小麦や製法は全く異なる。他店舗との大きな違いとして、八ヶ岳の牛乳を通常より20%多く使用し、ミルキーな風味を際立たせている。また、しっとり感を出すために甘味は蜂蜜で調整。軽やかさと奥行きある風味を併せ持つ、八ヶ岳バージョンの逸品に仕上がっている。

ここで食べたパンは、いつか全国のTruffleBAKERYに並ぶかもしれない“未来のレシピ”であり、試作の段階でしか味わえない一期一会の味でもあるのだ。

開放感あふれる「カフェエリア」


「TruffleBAKERY 南八ヶ岳 ラボ×ベーカリー×カフェ」は、木とレンガを基調とした開放感のある空間。森の中にひっそりと佇むレンガ塀が印象的で、「カフェエリア」では、壁一面に広がる大きなガラス窓から森を望むことができ、緑に癒されながら購入したパンをゆっくり味わえる。

八ヶ岳限定ドリンクも多数。そのうちのひとつが「八ヶ岳天然水サイダー」。天然水仕込みの炭酸と天然水ゼリーで作りあげた口滑らかな天然水を存分に楽しめる、夏におすすめの爽快な限定ドリンク。レモンやライムの香りも楽しめる。

カフェエリアは、パンを“食べる”だけでなく“感じる”場所でもある。建築やインテリア、アートが調和した空間は、日常から少し離れて五感でパンを楽しむことを提案している。

今回の施設は、ラボ・ベーカリー・カフェを含む第一期としての開業である。今後、第二期・第三期として、レストランやパティスリー事業の展開も予定されており、TruffleBAKERY南八ヶ岳はますます進化を続けていく。今後もこの施設から目を離せない。

DATA

TruffleBAKERY南八ヶ岳
【エリア】山梨・北杜市
【住所】山梨県北杜市大泉町西井出字石堂8240-6278
【営業日】ベーカリー金土日祝、カフェ月木金土日祝

【休業日】火水
【他】最新情報は公式Instagramまで(こちらをタップ)

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