八ヶ岳デイズ

Facebook
八ヶ岳デイズ >  食べる > 山ごはんにチャレンジ!『TINY GARDEN 蓼科』に聞く アウトドアレシピ&ギア

山ごはんにチャレンジ!
『TINY GARDEN 蓼科』に聞く
アウトドアレシピ&ギア

2023.3.17 食べる

手をかけずに仕上げる 極上アウトドアご飯

 蓼科の豊かな自然に囲まれて、キャンプやロッジ、キャビンなど思い思いのステイが楽しめる『TINY GARDEN 蓼科』。アウトドアはもちろん、ワーケーション施設も充実し、仕事を兼ねても快適に利用できる宿泊施設だ。

 カフェスペースでは、地元の食材をふんだんに使ったランチが味わえる。新鮮な素材の滋味を生かしたひと皿は、何よりのごちそうだ。

 こうした美味をアウトドアでもぜひ味わってほしいと料理長の田村周平さんが今回特別メニューを考案。そのポイントは、「手をかけない」ことだという。「まずは現地での手間を省くために、みじん切りなどの野菜のカットや肉の仕込みは前日にやっておくのが鉄則。せっかくだから、調理より自然の中でのんびり過ごす時間をたっぷりと取って」と言う。

 また塩麹やサバ缶、プリンなど複数の調味料を使わなくても味が決まるものを使うのもアイデアのひとつ。「例えばフレンチトーストなら、牛乳や卵を使わなくてもプリンを使えば簡単に仕上がります。塩麹は肉を柔らかくし、適度な塩味や旨味も付いて美味しくなりますよ」と田村さんは言う。

 道具もあれこれと持っていかず、なるべく手軽に済ませられるようにセレクト。持ち運びしやすい飯盒は、スープを作るのにもちょうどいい。「1〜2人前のシチューなら、飯盒で簡単にできます」と田村さん。さらにパンも焼けるというから使い勝手抜群だ。同じくダッチオーブンも煮込みはもちろん、蒸したり焼いたり様々な料理に活用できる。

 食材は旬のものを現地で調達。「春は山菜、夏は甘い高原トマトで炊き込みご飯やパエリアを作っては?」という言葉に思わずお腹が鳴る!

[Recipe]

生姜とDOORS GROCERYサバ缶のアロス

材料

生姜………………………15g

タマネギ…………………1/3個

ニンジン…………………1/3本

バター……………………30g

サバ缶……………………1缶

水…………………………320ml

鶏がらスープの素………小さじ2

米(洗ったもの)………300g

塩…………………………適量

黒胡椒……………………適量

パセリ……………………適量

1.みじん切りにした野菜をバターで香りが出るまで炒める。

2.ほぐしたサバ缶を煮汁ごと加える。

3.水、塩、鶏がらスープの素を加えて沸騰させる。ここでやや濃い味のスープになるよう味を整える。

4.米を加え、焦げ付かない様に混ぜる。沸騰したら、蓋をして弱火で15分炊く。

5.火を止め、5分蒸らした後、よく混ぜて黒胡椒、パセリを散らし、完成。

塩麹とハーブでマリネしたローストビーフ

材料

牛モモ肉………………………300g

液体塩麹……………………牛肉が浸かる量

黒胡椒……………………………適量

1.牛モモ肉は液体塩麹に半日くらい漬けておく。

2.ダッチオーブンに油をひき、軽く煙が出るくらいに熱して、牛モモ肉の全面を約90秒ずつ、香ばしい焼き色が付くまで焼く。

3.肉を取り出し、ダッチオーブンも火から外す。

4.ダッチオーブンの底にアルミホイルを敷き、肉を入れて蓋をする。30分間温かいところに置いてそのまま待つ。

5.肉を取り出してアルミホイルで包み、さらに10分間寝かせる。

6.切り分けて完成。

プリンで作るフレンチトースト、焼きリンゴ添え

材料

市販のプリン(プッチンプリン)………3個

牛乳…………………………………100cc

食パン……………………………6枚切り1袋

リンゴ…………………………………1個

シナモンパウダー……………………………適宜

バターまたはサラダ油…………………適宜

粉糖…………………………………………適宜

1.リンゴを濡れたキッチンペーパーでくるみ、さらにアルミホイルで巻く。そのまま、焚き火の中に入れて10〜15分焼く。

2.プリンと牛乳を大きめのジップロックに入れて、上から手で潰しながら混ぜる。そこに食パンを入れてよく染み込ませる。

3.フライパンにバターもしくはサラダ油を加えて熱する。

4.食パンをジップロックから取り出して両面を約2分ずつ香ばしく焼く。

5.リンゴを4等分に切り、芯を取り除く。

6.焼けたパンとリンゴを皿に盛り、好みでシナモンパウダーと粉糖を振りかけて完成。

[Gear]

教えてくれた人

料理長
田村周平さん
「長野の食材を美味しく表現し、地元に寄り添った料理を作る」を信条に、常に旬を意識したひと皿を提案する。
教えてくれた人

スタッフ
高森誠司さん
1983年神奈川県出身。明るくきめ細やかな対応で客人をもてなす。釣りと写真撮影が趣味で休日に楽しんでいる。

#アウトドア #八ヶ岳アウトドア #アウトドアごはん #レシピ #簡単レシピ #地産地消 #キャンプ #ワーケーション #アロス #ローストビーフ #フレンチトースト

DATA

  • TINY GARDEN 蓼科
  • 【エリア】長野・茅野市
  • 【電話番号】0266・67・2234
  • 【住所】長野県茅野市北山8606-1
  • 【営業時間】IN15:00〜、OUT10:00、
  • カフェ11:00〜16:00(ランチは11:30〜L.O.14:00)
  • 【定休日】不定休
  • 【他】https://www.urban-research.co.jp/special/tinygarden
この記事を取材した人

ライター 小山芳恵
ライター生活四半世紀。八ヶ岳に出合ってその魅力にはまり、ライフワークの一環として八ヶ岳デイズに携わる。


カメラマン 荻野哲生
1986年生まれ。旅する写真家。「写真からストーリーが伝わるように心がけています」。

あなたにおすすめの記事

Links
リンク