四季折々の風景を表現色鮮やかな和の世界
昨年7月、山梨県北杜市にオープンした『和色GOHAN』。名前にあるとおり、〝色彩〞にこだわった和食料理店だ。旬の素材を使って丁寧に仕込んだ料理に、季節の花々を添えて、見た目も鮮やかな和食料理を提供する。お重スタイルが人気のランチ膳は、茶碗蒸しや刺身、天ぷらなど、9つの小鉢にごはんと味噌汁、甘味が付き、気軽に懐石料理を楽しめる。ディナーでは、2種類のコース料理を用意。洋食のコースを思わせる、美しい盛り付けで、繊細な和の世界を堪能できる。
コース料理(¥4,300~) のメインは鹿児島県産の黒毛和牛。
季節の刺身の盛り合わせ。
ニュージーランドやフランス、モナコなど、 20代のほとんどを海外で過ごしたという店主の加藤真悟さん。和食に洋食の要素を融合させた、創作和食店で働きながらさまざまなルーツを持つ人々と接し、いろいろな文化や価値観に触れる日々を送った。その刺激は料理人としての感性を培っていったという。その後、懐石料理を学び直すため、帰国。都内で修業に励むも、長く海外で過ごした経験から、慌ただしい東京の環境は肌に合わず、ゆっくりと時間が流れる山梨県へ移住した。ホテルで和食料理人として経験を積み、本格的な和食のセンスを磨いた後、これまでの経験を生かした和食店を夫婦でオープンした。
「山梨は特に夏野菜がおいしくて、隣の川上村で採れる高原野菜は絶品です。ほかにも農家でもある大家さんがくれる野菜や、大泉産のお米、道の駅で見つけた食材など、地のものを積極的に取り入れています」。
あん肝、酢ゴボウ、たけのこの煮物など和のアラカルト。
空間を明るく照らす大きな窓からは、季節折々の風景が望める。豊かな自然とリンクした、華やかな和食と共にぜいたくなひと時を過ごしてみては。
店主ご夫妻 加藤真悟さん 恵子さん「気軽に楽しめる本格和食を提案しています」
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DATA
- 和色GOHAN
- 【エリア】山梨・北杜市
- 【電話】0551・30・4313
- 【住所】山梨県北杜市大泉町 西井出8641-2
- 【営業時間】 11:30~14:45(L.O.14:00)、 18:00~21:00(最終入店19:30)
- 【定休日】水(ディナー)、木
この記事を取材した人 ライター 北村有沙 石川県生まれ。ライフスタイル誌の編集者を経て、長野県上田市の本屋バリューブックスで働く。 カメラマン 篠原幸宏 1983年生まれ。20代後半の旅をきっかけに写真を始める。現在、長野県を拠点に活動中。