
絶景花畑の誕生
長野県諏訪郡原村に所在する「八ヶ岳農業大学校」が、2025年6月14日より約10ヘクタールにおよぶ壮大な花畑『八ヶ岳ガーデンプロジェクト』をプレオープンした。
ジニアやサルビア、ワイルドフラワーなど合計約100万株の花々が咲き誇り、八ヶ岳の山々を背景にした色鮮やかな大地が広がっている。
美しい八ヶ岳を背に、花咲く風景を届けたい──。そんな思いから、この絶景花畑が生まれた。

標高約1,300mという高地の条件と、昼夜の寒暖差の恩恵を受けたこの地では、花色が鮮やかに仕上がりやすく、今月半ばまでカラーズとジニアが見頃、8月10日頃から月末にかけてはサルビアが。期間終了の9月28日まで、訪れる時期によっていろいろな表情の花畑を楽しむことができる。

花畑だけじゃない、“おいしい・楽しい”が詰まった夏の体験空間
花を楽しむだけでは終わらないのが『八ヶ岳ガーデンプロジェクト』の魅力である。会場には、エディブルフラワー(食用花)を添えた自家製牛乳100%のソフトクリーム「絶景ソフト」が販売中!花とともに味覚でも八ヶ岳を体験できる仕掛けが用意されている。濃厚なのにあっさり、牛乳そのものの味を生かしたソフトクリーム。可憐な花が添えられたビジュアルは、SNS映えも抜群だ。


他に、土日祝日やお盆期間(8/9〜8/17)は直売所エリアにキッチンカーも出店。採れたて卵の目玉焼きを添えたつくね丼をはじめとした、フードとドリンクが楽しめる。
さらに、子どもから大人まで楽しめるさまざまなアクティビティがあり、八ヶ岳の広大な農場で、思い出に残る非日常体験が味わえる。「とうもろこしの収穫体験」や、地元野菜をその場で楽しめる「夏野菜収穫バーベキュー」、園内の見どころをガイドとともに巡る「農場ツアー」など、自然と触れ合えるイベントが揃う。

なかでも「農場ツアー」は、ヤギへの餌やりから始まり、牛舎に入っての酪農体験や鶏のお世話体験、さらには八ヶ岳の自然に親しむ森さんぽまで、多彩なプログラムを楽しめる。八ヶ岳農場自慢の見どころを“いいとこ取り”できる短時間プログラムとして、家族連れにもおすすめだ。


<八ヶ岳ガーデンプロジェクトや農場ツアーについてはこちら>
https://yatsunou.jp/garden/
八ヶ岳農業大学校が育む、教育と農業、そして観光の交差点
このプロジェクトを主催するのは、「八ヶ岳農業大学校」。1938年に開校し、農業後継者や起業希望者の育成に取り組むとともに、近年ではアグリツーリズムや農業×地域振興のモデルづくりにも注力している。
『八ヶ岳ガーデンプロジェクト』も、地域住民のボランティア参加によって支えられた試みであり、“農業を学び、育て、地域に還元する”という同校の理念が反映された場でもある。

なお、入園料は無料。駐車場も600台分を完備し、アクセスは小淵沢・諏訪南・諏訪ICから車で約15〜20分。開園期間は9月末までで、今後も時期に応じた見頃の花々が順次咲き続ける。夏のドライブや家族の思い出作りに、ぜひ立ち寄りたい八ヶ岳の新たな花の名所だ。
DATA
八ヶ岳農業大学校
【エリア】長野・諏訪郡
【住所】長野県諏訪郡原村17217-118
八ヶ岳ガーデンプロジェクト
【営業日】2025年9月28日(日)まで
【時間】9:00〜17:00(飲食注文時間10:00〜16:00)
【他】最新情報は公式Instagramまで(こちらをタップ)