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家族が力を合わせてお互いの夢と大切な時間を支え合う

2023.12.8 暮らす

八ヶ岳と横浜での仕事、夫人の山小屋勤務、 子どもたちの趣味や部活。 互いの毎日を支え合いながら、家族の絆を育んでいく。

2人は良きMTB仲間!親子で楽しむ趣味の時間

富士見の名峰・入笠山に広がるアクティビティリゾート『富士見パノラマリゾート』。津田賀央さんと次男の光くんはほぼ毎週、ここでマウンテンバイクを楽しんでいる。小・中学校をアメリカで暮らした津田さんは、周囲の影響で子どもの頃からマウンテンバイクが好きだったと話す。「子どもの頃はマウンテンバイクの設計者になりたいと思っていました。大人になってからは乗ることもなくなってしまったのですが、移住してからは息子と一緒に乗るようになりました」。

 光くんが始めたきっかけは、母親の聡子さんの誕生日に家族で走ったことだ。「最初は大雨の中で走って怖かったし、ケガもしたことがあるけど、今は走るのが楽しい!」と元気に話す光くん。学校の同じクラスにMTB仲間の子たちがいることも、光くんの気持ちに拍車をかけた。今では 人は良き〝MTB仲間〞だ。「一緒に動画で学んだり、お互いのフォームについてアドバイスしあったり」と津田さん。2人とも走っているときは「頭の中真っ白!」と笑う。「親子の時間があるから気持ちがリセットされ、また頑張ろうと思えます」。

家族が互いに助け合い、母の夢と仕事をサポート

 横浜で会社員をしていた津田さんが家族で富士見町に移住したのは、津田さんがワークシフトという新しい生き方を選び『富士見 森のオフィス』を立ち上げたことが大きいが、聡子さんがライフワークとしている登山もその理由のひとつ。「大学生の頃から、丹沢山系などを登ってました。こちらに来てからますます登山が好きになりましたね」。

 子育てがひと段落したら、いつか山小屋で働きたいと考えていた聡子さんに転機が訪れたのは、夏沢鉱泉の山小屋を訪れたときだ。「オーナーから、ここで働いてみないか? と言われて。家族に反対されるかな、と考えました」。だが、聡子さんの心配は杞憂に終わった。「良かったねお母さん!今やらないでどうするの? って背中を押してくれました」。

 聡子さんは週末を中心に山小屋で働き、登山者をサポートする。仕事は大変だが「登山者の充実感に、自分も幸せな気持ちになる」と楽しそうだ。また頼まれれば登山ビギナーを対象にガイドも行う。そんな聡子さんを支えるべく、津田さんも仕事の合間を縫って、家族の料理を作ったり子どもの送り迎えなど、家事をサポートする。

こうした支えができるのも、時間に縛られて働く仕事ではないからだ。最近は長男の嶺くんがスパイスカレーや卵焼き、光くんも野菜炒めなどを作るようになったそう。お互いのやりたいことを応援するために家事を分担する。それが津田家の〝当たり前〞のルールだ。

ただ、夕暮れを一緒に過ごすこの時間が家族の原動力

 聡子さんの仕事や嶺くんの部活動で、家族が一緒に過ごす時間が以前より少なくなる日々。そんな中、津田さんもまた横浜で新たなコワーキングスペース事業を立ち上げた。現在は週に4日、横浜へ通う。「デザイナーや建築家など、クリエーターのためのスペースをつくってます。絵の具や木工など、どれだけ汚してもいい空間で、A1サイズのプリンターも導入しました」と津田さん。背景には『森のオフィス』での経験があると話す。「森のオフィスでは人のつながりができて新たな仕事もたくさん生まれました。八ヶ岳だからできるのか、違う場所でもできるのかを、生まれ育った大好きな横浜で試してみたいと思いました。創作活動は人と人とをつなげやすいもの。ゆくゆくは八ヶ岳と横浜をつなげられればと思っています」。一方で、光くんと楽しむMTBをもっと広めたいと、今年 月には仲間と共に『諏訪八ヶ岳マウンテンバイク協会』を設立、こちらも多忙だ。

 それぞれの夢や目標に向かって歩き出した津田さん一家。だからこそ、家族で過ごす日はかけがえのないもの。「ごはんを食べながら、散歩をしながら家族で話す。この時間が今は何より大切だと感じています」。

Family Data_Case 1

【Name】津田賀央さん、聡子さん、 嶺くん、光くん
【Migration】完全移住 神奈川県→長野県諏訪郡富士見町
【Working Style】八ヶ岳で起業
津田さんは『富士見 森のオフィス』を運営する一方、 2023年に横浜でもコワーキングスペース『PILE』を設 立。聡子さんは週末に夏沢鉱泉で仕事をする。
【HP】富士見 森のオフィス/morino-office.com 
PILE/pile.yokohama 
聡子さん instagram/@yasashii_yamajikan

この記事を取材した人

ライター 小山芳恵
ライター生活四半世紀。八ヶ岳に出合ってその魅力にはまり、ライフワークの一環として八ヶ岳デイズに携わる。


カメラマン 石塚実貴
1984年生まれ。制作会社や広告代理店を経て2013年フリーランスとして独立。雑誌・広告等を中心に活動中。

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